Ubuntu 17.10 man apt の抜粋(というかまんま)
Ubuntu 17.10 man apt の抜粋(というかまんま)
※見やすいように 自分用にまとめたもの
apt-get update
update は、設定されたすべての取得元からパッケージ情報をダウンロード
するために使用されます。
ほかのコマンドは、このデータを操作します。例えば、パッケージの
アップグレードを実行したり、中を検索したり、インストール可能な
すべてのパッケージに関する詳細情報を表示します。
apt-get upgrade
upgrade は、sources.list(5) で設定された取得元からシステムに現在
インストール済みのすべてのパッケージで利用可能なアップグレードを
インストールするために使用されます。
依存関係を満たすために必要な場合は 新しいパッケージがインストール
され ますが、既存のパッケージが削除されることはありません。
パッケージのアップグレードにインストール済みパッケージの削除が必要
な場合、そのパッケージのアップグレードは行われません。
apt-get full-upgrade
full-upgrade はアップグレードの機能を実行しますが、システム全体を
アップグレードするために必要とされる場合には、現在インストール済み
のパッケージを削除することができます。
apt-get install
apt-get remove
apt-get purge
regex(7)、glob(7) または 完全な一致で指定された1 つ以上のパッケージ
に対して要求された処理を実行します。
要求された処理は、特定のパッケージに対してパッケージ名に
プラス (+) を追加してパッケージのインストールを、
マイナス (-) を追加してパッケージの削除を上書きする
ことができます。
パッケージ名にイコール (=) とパッケージのバージョンを続けることで、
選択したバージョンのパッケージをインストールすることができます。
代わりに、
パッケージ名にスラッシュ (/)
およびコード名 (stretch、buster、sid ...)
またはスイート名 (stable、testing、unstable)
を続けることで、特定のリリースのバージョンをインストールすることが
できます。
また、必要な場合には、パッケージの依存関係を満たすリリースから
バージョンを選択します。
パッケージの削除はパッケージの全データを削除しますが、削除の事故に
備えて、通常は隠れている小さな (修正された)ユーザ設定ファイルを残
します。
問題が発生したときは、誤って削除したパッケージのインストール要求を
発行すると、以前のようにその機能を復元します。
一方、purge を呼び出すことで、すでに削除したパッケージの残された
データを削除することができます。
これはあなたのホームディレクトリに保存しているデータや設定には影響
を与えないことに注意してください。
apt-get autoremove
autoremove は、ほかのパッケージの依存関係を満たすために自動的に
インストールされた後に、依存関係の変更あるいは必要としていた
パッケージが削除されたことでもう必要なくなったパッケージの削除
に使用することができます。
別のパッケージの依存関係のため一度インストールされたなどで増えた
アプリケーションがリストに含まれていないことを確認する必要があり
ます。
apt-mark(8) を使って、手動でパッケージをインストール済にマークす
ることができます。
install 経由で明示的にインストールしたパッケージは、自動削除のた
めに提案されることはありません。
apt-cache search
search は、利用可能なパッケージのリストを指定したregex(7) 条件で
検索して マッチした結果を表示するために使用することができます。
これは、例えば特定の機能をもつパッケージを探している場合に有用です。
特定のファイルを含むパッケージを探しているのなら、apt-file(1) を
試してください。
apt-cache show
指定されたパッケージに関する情報を表示します。
依存関係、インストールおよびダウンロードサイズ、パッケージが入手
可能な 取得元、パッケージの内容の説明などを含みます。
例えば apt(8) にパッケージの削除をさせる前や、インストールする新
しいパッケージを検索するときに、この情報を見て参考にすることがで
きます。
list (作業中)
list は、一定の基準を満たすパッケージのリストを表示することがで
きるという点で、dpkg-query --list に似ています。
インストール済 (--installed)、アップグレード可能 (--upgradeable)
または利用可能なすべてのバージョン (--all-versions) の一覧オプション
でも、パッケージ名をマッチさせる glob(7) パターンをサポートしています
edit-sources (作業中)
edit-sources は、お好みのテキストエディタでsources.list(5) ファイル
を編集することができます。
また、基本的な健全性チェックを提供します。
apt(8) のすべての機能は、apt-get(8) や apt-cache(8)など専用の
APT ツールで利用可能です。
apt(8) は、単にいくつかのオプションのデフォルト値を変更します
(apt.conf(5) の特にバイナリ範囲を参照)。可能な限り下位互換性を保つ
ように、スクリプトでは (潜在的に有効になっているいくつかの
追加オプションをつけて)コマンドを使うべきです。